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うーむ
2012年04月18日 (水) | 編集 |
膝痛すぎて絵描く気が失せちゃったから


文を書いたよ



追記にのせておくよ



風新で甘いよ


ゲロ








無音のはずの教室に、ただひたすら何かを噛む音が聞こえる。
それは噛んでも噛んでも変わらない音を立て、ずっとそこに存在していた。

その音に合わせて新堂の口も小さく動いている。


何を噛んでいるかなんて分かるけれど、新堂がまるで口の中のものと会話しているかのように僕のことなんかほったらかしで噛むことに集中していてつまらない。
ちゃんとここに存在してる僕のほうを少しくらい見てくれたっていいのに。
いつまで経っても新堂はこちらに目を向けることすらしない。だから敢えて聞いてやることにした。

「しーんどー」

「あ?」

新堂は突然名前を呼ばれたことに驚いたのか、はたまた僕の声で現実に引き戻されたのか、肩を少しだけ跳ねさせると、僕のほうをちらりと見た。
決して迷惑というわけではないようだけれど、返事の仕方がちょっと怖い。
ドスがきいているというか、凄みがあるというか。


「何噛んでんのさ、さっきからずっと」

僕の質問に新堂は一瞬不思議そうな顔をした。
そしてその後すぐに「ああ」と納得の声をあげた。


「ガムだよガム。日野がくれたんだ。爽やかフルーツ味とか云ってた」


尚もガムを噛みながら、特に考える様子もなく答える。
面白くない。
日野からもらったガムをのうのうと僕の前で、しかも長時間噛んでいるなんて。


「もうそろそろ味なくなってきてるんじゃないの?」


そんなことを僕が考えて云っているとはつゆ知らず、新堂は怪訝そうな目で僕を見た。
ただ一言、味なくなってようが俺の勝手だろ、なんて云うんだ。
味がなくなってるのに噛んでるの?美味しくないじゃないか。


「味がないならもういいじゃないか」


「口が寂しいんだよ」


これ以上口出しするな、とでも云いたげな顔をしながら、目も合わさずに返してきた。
口が寂しいだけなのか。ふうん。


あ、そうだ。


「ねえねえならさ、何か口に入っていればガムじゃなくてもいいんだよね?」


「はあ?」


僕はズボンのポケットに手を突っ込んだ。そのまま中に入ってるものをそっと取り出す。
もちろん新堂には見えないように。


「新堂、ちょっとの間でいいから、目瞑っててよ」


まったく状況を理解していない新堂は首を傾げながらも、案外すんなりと目を閉じてくれた。
手に持ったものを小さな包み紙から音を立てないように出して、自分の口の中に放り込む。

甘ったるい味が口中に広がって、突然の甘味にリンパがぎゅうと締め付けられるように痛んだ。


「僕がいいよって云うまで、目開けちゃだめだからね」


「分かったって」


もう一度念を押すと、新堂はさっきよりも強く目を瞑ったように見えた。

意外に長い睫毛が小さく揺れて、思わず見入ってしまう。
いけない、今はそれどころじゃないんだった。

あまり驚かせないように、そっと新堂の頬に触れる。
それでもやっぱり新堂は驚いてしまったようだ。
けれど、目を開けないのは彼の意地なんだろうか。


自分の口の中で溶けてしまわぬうちに、それは新堂の口の中に移された。
だから、あとどれだけですべてが溶けてしまうのか、それはわからない。


相変わらず柔らかいなあ、なんて思いながら、少し名残惜しくもあったけど、僕は身を引いた。


「もういいよ」


目を開ける前から、新堂の顔は耳まで赤く染まっている。
俯いていて表情がよくわからないが、隠しきれていない耳の血色がかなりいい。


「ねえねえどう?チョコおいしい?」


目の前の彼があんまりかわいいから、僕の表情筋は緩みまくっていると思う。
情けない顔してるんだろうなあ。いつもの新堂が見たら爆笑していそうだ。


「お前、意味わかんねえ・・・」


自分の唇を手の甲で押さえるのは、新堂の照れ隠しをするときの癖だってことに気づいたの、いつだったかなあ。


「おいしいのか聞いてるのに、ちゃんと答えてよー」


僕は見逃してなどいない。
チョコを口にした新堂が照れながらも驚いたような表情を見せていること。


新堂はばかだから、わからなくても無理ないよね。


そのチョコが全部溶けてなくなるころには、君の口の中には何も残らないんだろうけど・・・。
それでも残るのは、最後に口にした僕のチョコの味でしょう?





ガム噛んでる時にチョコを食べると溶けるんですよね
気になって一回試したことあるんだけど

見事に溶けた


それだけ


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